鬼才・吉勝がTIGER MOUNTAINを印刷工房に!? 注目の展示は9月3日から!
blkswn Letter 2025.8.15 Fri.
今週は、TIGER MOUNTAINギャラリーの最新情報として、採集者・デザイナー・プリンターとして活動する吉田勝信さんの個展開催概要をご案内します。これまで「新・雑貨論」や「WORKSIGHT」でも取り上げてきた吉田さんの活動の集大成となる展覧会です。さらに、広島・皆賀「ミナガルテン」を取り上げたニュースレターや、ブラック・サバスについて書き下ろした若林の寄稿文も必読です。それでは、今週も黒鳥社の最新情報をお伝えします。
【目次】
今週のトピック: 吉田勝信「Design, Foraging, Printing」開催 ほか
Features from NGG Research: コミュニティを求める声
WORKSIGHTニュースレター: スモールコミュニティが重なり合うとき:ミナガルテンに学ぶ「みんなの庭」のつくり方【「場」の編集術 #02】
読みもの: "ブラック・サバス、南へ行く" by 若林恵(柳樂光隆「review is a diary」)
Partner's Info: Twoth『Be Your Whole Self』
TIGER MOUNTAIN週報: 「Toranomon Floating Market|虎ノ門空中市」開催レポート
制作工程を追体験する展覧会
吉田勝信 個展「Design, Foraging, Printing」開催決定!
TIGER MOUNTAINギャラリーでは、採集者・デザイナー・プリンターとして活動する吉田勝信さんによる個展「Design, Foraging, Printing」を開催します!
吉田さんは、山形県大江町を拠点に植物や鉱物といった自然素材を採集し、それを顔料化して印刷インクに変換する開発研究「Foraged Colors」を展開してきました。草木染めをルーツにもちながらも、印刷という現代のインフラ的な技術に応用しながら「色の地産地消」を目指すその活動は、民俗、化学、デザインといった複数の領域を横断するものです。
本展では、そうした「採集から印刷・製本に至るまでの一連のプロセス」を、実際の機材や素材を用いてギャラリー内に再現。素材から製品へと変化していく制作の現場そのものを、来場者が追体験できる構成を目指しています。また、過去のアートワークや印刷物も展示し、「採集」「工芸」「工業」についての思考の軌跡をたどります。
9/3(水)、9/6(土)には、展示空間内に特設された実験スペース「虎山色材研究所」の工場長として吉田勝信さんが在廊し、実際に色(顔料)づくり・シルクスクリーン印刷のプロセスを体験できるワークショップを開催予定。素材を探し、色を採り、紙に刷るという、ものづくりの原点に触れる体験をお楽しみに。
黒鳥社では、これまでコクヨ野外センターのポッドキャスト「新・雑貨論」や、「WORKSIGHT」のニュースレターなどを通じて、吉田さんの活動に着目してきました。来月の展覧会をより楽しんでいただくために、ぜひそちらもご覧ください。
▽ポッドキャスト「新・雑貨論」第6回
前編 上手/下手では判断できないモノの価値を求めて
後編 モノがもつ柔らかな複製性を取り戻すためには
▽WORKSIGHTニュースレター
採集と印刷:デザイナー𠮷田勝信が考える『新しい工業』(2024年5月配信)
Photo courtesy of Katsunobu Yoshida
会場チケットは即完!
TIGER MOUNTAINレクチャー|連続講座「ブックデザインのオルタナティブ」開講!
編集者の室賀清徳さんを講師にお迎えしてお送りする全5回の連続講座「ブックデザインのオルタナティブ」。1960年代〜1980年代に文芸書、専門書、学術書、児童書、漫画などで独自のデザインを手掛けていた有名無名のクリエイターとその仕事について深掘りする講義&トークセッションです。
記念すべき第1回のテーマは「編集装丁・社内装丁」。出版社の社内装丁と編集者でありながら装丁を手がけたデザイナーを深掘りします。編集者やデザイナーなど、本づくりに携わる方は必見です!
*会場チケットはすでに完売。オンラインチケットのみ販売中
日時:8/27(水)19:00〜21:30
参加費:オンライン 1,650円(税込)
定員:オンライン 100名
場所:TIGER MOUNTAIN ギャラリースペース
出演者:室賀清徳、郡淳一郎、若林恵
*会場チケットは完売しました
来るべき新しい社会の姿を考えるヒントとなるニュースやアイデアを世界のメディアから紹介するマイクロメディア「blkswn NGG Research」が、今週のおすすめ記事を紹介します。
Photo by Pradheep Rajendirane on Unsplash
#199 コミュニティを求める声
近年、孤立感の高まりや自己肯定感を得られる居場所の希少化を背景に、若者を中心に「つながり」を求める動きが多様なかたちで広がっています。今週は、自宅をカフェのように開放して交流を楽しむ人びとや、ブランドがスポンサーとなるピザパーティ、さらには木の棒を愛でるSNS上のムーブメントなど、コミュニティ需要の高まりを映し出すユニークな事例をご紹介します。
The Hottest New Cafe Is in Someone’s Living Room
新トレンド「自宅カフェ」:自宅をカフェのように飾り付け、友人や知人を招いて交流する動きが増えている──2025.7.22 The New York Times
The Death of Partying in the U.S.A.—and Why It Matters
現代のアメリカの若年層は、21世紀初頭と比べてパーティーに参加する時間が70%減少している──2025.7.9 Derek Thompson
Why Rothy’s is sponsoring pizza-making parties and vintage sales hosted by Substack stars
シューズブランドRothy'sは、なぜピザパーティやヴィンテージセールのスポンサーをするのか──2025.6.10 Modern Retail
We asked young people what would actually make them happy
若者の幸福度の低下と、コミュニティを求める声──2025.2.25 Dazed
Stick nation! Why do 3 million people – including me and my kids – love stick reviews?
300万人もの“木の棒“の愛好家たちが集うInstagramアカウント「Official Stick Reviews」の魅力──2025.1.31 The Guardian
循環型経済・Web3・ローカリティetc… これからの社会を考えるコクヨのオウンドメディア「WORKSIGHT」。本メルマガでは、毎週火曜日配信のニュースレターより最新記事をご紹介します。
Photo by Nishida Kaori
NEW!
スモールコミュニティが重なり合うとき:ミナガルテンに学ぶ「みんなの庭」のつくり方【「場」の編集術 #02】
これからの都市空間は、どうかたちづくられるべきだろうか。シリーズ企画「『場』の編集術」第2回の舞台は広島・皆賀。パン屋や本屋、カフェ、シェアサロン、菜園などの機能がつながり合う循環型コミュニティスペース「ミナガルテン」を訪ねた。点在するコミュニティが重なり、人と人の関係性がゆるやかに編み直されていく「みんなの庭」には、従来の都市開発とは異なるまちづくりが、たしかに芽吹いている。
Photo by Birmingham Post and Mail/Mirrorpix via Getty Images
「review is a diary」初の寄稿記事!
"ブラック・サバス、南へ行く" by 若林恵(11,000字)
ブラック・サバスの音楽の歴史には、
ある意味ふたつの道行きがあった──
柳樂光隆さんのnote「review is a diary」の初の寄稿記事として、若林がブラック・サバスについて書き下ろしました。
イギリス・バーミンガムの兵器工場、ベトナム戦争、南部連合旗、サバスのリフ──第二次世界大戦のトラウマを背負ったバーミンガムのヘビーメタルと、アメリカ南部のサザンロック。その間にある、名曲「ウォー・ピッグス」がつなぐ見えない水脈とは。
Photo by Kaori Nishida
韓国発、文学×ケアの新技法
チン・ウニョン/キム・ギョンヒ、吉川凪・訳『文学カウンセリング入門』絶賛発売中
8/4(月)刊行の黒鳥社最新刊『文学カウンセリング入門』は、韓国相談大学院大学で注目を集めた、文学を通じたセルフセラピーの技法「文学カウンセリング」について綴られた一冊です。詩を通して自分をケアするための理論や、筆写・詩作を通じて自分の心をことばにする12のレッスンが紹介されています。
今週は、本書に収録されたレッスンより「Lesson 2:詩人の言葉を借りて表現する」をご紹介。お気に入りのノートをお手元に用意して、ぜひ試してみてください!
TRY|自分を紹介する──「私は~が好きな人」
ここでは自分が本当に好きなものについて考えます。ノーベル賞詩人ヴィスワヴァ・シンボルスカの詩を読んだ後、自分自身を見つめ直し、「____の方が好き」を埋めてみましょう。
(『文学カウンセリング入門』P94-P97より抜粋)
『文学カウンセリング入門』に収録された12のレッスンには、ほかにも谷川俊太郎や『星の王子さま』など、馴染みのある作品も登場します。一人でもグループでも、すぐに始められる内容ばかり。本書を片手に、ぜひトライしてみてください。
『文学カウンセリング入門』
著者:チン・ウニョン、キム・ギョンヒ
訳者:吉川凪
定価:本体2200円+税
発行:株式会社黒鳥社
発行日:2025/8/4
黒鳥社コンテンツのコラボレーターの皆さまの新刊、作品展、イベントなど、様々なニュースをご紹介します。
若林がコメントを寄せています!
Twoth新アルバム『Be Your Whole Self』配信中
「黒鳥本屋探訪」の音楽も手がける音楽家・Twothさんが、レーベル SABI より新作EP『Be Your Whole Self』を発表しました。
サンプリングで異国の文化や風景を探求し、聴く者をイマジナリーな別世界へ誘う表題曲や、幻想的なサウンドスケープにダビーな美学が絡みつく “Accepting Kindness”、さらに、フランスの奇才 Da Iguana によるパーカッション&ベースブレイクス炸裂のRemixなども収録。本作には若林もコメントを寄せています。
ヒトの内から外へと向かって出ていく音楽が、次第に思想や政治に絡みとられていくなか、Twothは逆の道行きをたどる。外から内へ。エクスプレッションではなくインプレッション。聴くことから始まる音楽は、現在の東京の印象画であり、来るべきアジアの時代の音風景である




8/9(土)、東京・虎ノ門「TOKYO NODE LAB」にて、メディア・プロジェクト「PEOPLEAP」とTIGER MOUNTAINによる新しい試みとして、マーケットイベント「Toranomon Floating Market|虎ノ門空中市」を開催しました。
ガラス越しに東京タワーが映る都市の高層階を会場に、古本や古着、ZINE、雑貨、レコード、作品、私物、家具など、多彩なジャンルの20組が集結。ふらっと立ち寄った方からご家族連れまで、多彩な人々が音楽とマーケットの両方を満喫しました。ご参加いただいた出店者のみなさま、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
TIGER MOUNTAINは8/19(火)まで休業中。次の営業日は8/20(水)です。お間違えのないようご来店ください。
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